昔、ある人から、”趣味を仕事にしないほうがいい”と言われてました。
3歳で釣りデビューしてから今まで、ずっと釣りを趣味にしてきました。
小学校の頃は釣具店をやりたいと思ってました。
中学生になってバスプロになりたいと思ってました。
高校生になって・・・・・・・?????
バイトやら職業を転々としましたが、釣り関係の仕事には就きませんでした。
”趣味を仕事にしないほうがいい!”という一言が心の片隅に引っかかっていたのだと思います。
結局、いくつ目かの仕事に見切りを付け、更に職安に行って職員に馬鹿にされ、それではと勤め人生活にピリオドを打ちました。
どうせなら、やりたいことをやろうという事で、リールの修理屋を開業しました。
通勤しなくていい、仕事の配分は自分で決められる、面倒な人間関係もない。
ストレスとは無縁の生活が送れる・・・・・・
しかし現実は給料日なし、仕事の補償なし、将来は判らない。
最初の数ヶ月は3日に1台くらいのペースで、当然食っていける状況にない。
貯金と保険を切り崩して、夜は清掃のバイト・・・・・・昼間は釣り。(笑)
しかし、開業した年の年末くらいから忙しくなってきて、現在に至ります。
とは言え、将来が保証された訳ではなく、いつ暇になるかも判らない。
病気やケガをすればオシマイ。
ただ言えることは、勤め人時代より充実しています。
腕一本で食っている自負があります。
勤め人時代はテキトーにやっていても給料は出ました。
今はやらなければ収入はない。
職を転々としてきましたが、意外にもそ時の経験が役に立っています。
その頃の経験がなければ、リール屋ピカレスクは生まれなかったと言えます。
こういうのをなんて言うんでしょうか?
枯れ木も山の賑わい?