ペンシルには2つ流派が存在します。
一つは日本的なあまり移動させずゆっくりとした多彩なアクション。
故則弘祐氏を始祖とするジャパニーヅスタイル。
柔らかめのグラスロッドを用いて、オーバーヘッドキャストでピンスポットを狙いマス。
そして、すぐにアクションさせずポーヅを置いてから、ゆっくりとアクションを付け始めます。
首振りの究極ウォーキングザドッグ。
歩く犬の様に左右に首を振り、ポーヅを取る。
時に激しく頭を水中に突っ込むダイヴ!
スーッと静かにロングスライド。
私ごときがイチイチ解説する必要はないかと。(笑)
もう一つはトーナメント系の早く単調なアクション。
コレは数十年前にローランド・マーチンが来日した際に使って、当時のバサー達を驚かせました。
ザラスプークをキャストして、クランクのファーストリトリーブの様にアクションを付けながら引きました!!
トーナメントでザラスプークを使用する事に驚きましたが、それ以上にファーストリトリーブアクションは驚愕でした。
後にこの早引きでゼル・ローランドがトーナメントを制止して脚光を浴びます。
その時はレーベルのポッパーでした。※ポップR改
コレはピンスポットよりは広いエリアを早く探る方法デス。
キャストしたら間を置かず激しく早く左右に首を振りながら引きます。
時々ポーヅ、そして再び早く激しく!!
その為、早いギア比のリールとファーストテーパーで柔らかめのロッドを使いマス。
どちらが良いかは状況や人それぞれデス。
私は両方ともやりましたが、日本のフィールドの狭さを考えるとゆっくりと引いた方が良かったデス。
早い単調なアクションも状況が合えば釣れましたが、なにせ単調な為飽きます。(笑)
ペンシルは気持ちに余裕をもってゆっくりやれば楽しいかと思います。