トップに限った事ではないですが、ロッドには2つの性質があります。
キャスト重視かアクション重視か?
今までに何千本と言う竿を手にしてきましたが、双方を兼ね備えた竿には出会ってません。
必ずどちらかに偏ります。
そこには素材、長さや硬さ、テーパー、プライ数、ガイド数、ガイド位置、など様々な要素が複雑に絡み合います。
達人級のビルダーにしても簡単な事ぢゃないと思います。
更にはラインやリール、グリップのバランスによっても変化します。
キャスト重視タイプはキャストのしやすさは勿論、飛距離や正確度に重きを置いています。
グラス製のショートロッドでトルクのあるタイプに多いデス。
キャストが気持ちよく出来なければイライラするばかりか、好機まで逸してしまいます。
優秀な設計のロッドは、恐ろしく正確なキャストを可能にしたり、イマイチ飛ばない物を飛ばしたりすることも出来ます。
それからこのタイプは重めのルアーには比較的アクションが付けやすいデス。
ピンスポット狙いから早めのアクションで、次々撃っていく釣りに向いてます。
一方のアクション重視。
グラファイト製の長めで柔らかめにこのタイプが多いデス。
先に断っておきますが、この手のタイプは別にキャストをおろそかにしている訳ではないんです。
結果としてキャストよりもアクションの付けやすさが勝ったタイプです。
ハーフオンスクラスの繊細なアクションを付けるのに最適かと。
特に軽めのペンシルやポッパーには極みと言えるほどの繊細なアクションが可能。
活性低めな時、あまり移動させずに多彩なアクションを付ける釣りに向ています。
こういう事ってあまり気にしていない方も多いと思います。
自分のロッドがどちらのタイプか知っておけば釣りの幅が広がりますよ。
理想は両方とも持っておくことですが、"両雄並び立たず"とも言いますから、自分がどちらのタイプかハッキリさせた方が釣りに集中しやすいデス。
ポチっとしてください!