よく聞かれること。
リール修理の技術はどこで学んだ??
コレ、しょっちゅう聞かれるんですが、ほぼ独学です。
アンバサダーの基本的なメンテナンスは教わりましたが、それ以外は独学です。
逆にどこかで学ばなかったから、あらゆるリールに精通できたかと。
仮にメーカーに居れば、そのメーカーのリールが専門になっていたと思います。
この世界に入って気づいたんですが、案外分業制だという事。
例えばベイトリール専門業者とかスピニングリール専門と言う風に。
メーカーのサービス部門ですら、中で専門に分かれているんです。
私はリールと言う物を一括りで考えていたので、やるとなれば全てこなさなければならないと思っていたんです。
更にお店を構えれば、その場でお客さんの目の前で作業するものだと思ってました。
多くの同業者は一旦預かって、作業が終われば連絡して引き取りに来てもらう。
何も知らずに始めたことが、ウチの特徴になっていたんです。
もう一つ。
内部構造をよく知っているな!( ゚Д゚)
ぢつはコレも周りが勘違いしているんです。
分解する工程を覚えておいて、逆手順で組んでいるだけです。
内部を熟知している訳ぢゃないんですよ。
自分の記憶力の限界を知っているので、その限界の中で出来ることをやっているに過ぎないんです。
認知症でもなければ1~2時間くらいは記憶が持つでしょうから。
それくらいの時間内であれば、3台くらいのリールのパーツをごちゃ混ぜにしてもパーツを組み間違えたりしないです。
ですから、難しいのは分解された状態で持ち込まれるリール。
最初の状態が判らないので経験と勘の勝負です。(笑)