
某サービスは、修理依頼が来れば全てパーツ交換で対応するそうです。
とりあえず、怪しい部品を片っ端から交換していき、どこが悪いという特定はしないとのこと。
もちろんパーツ代は全てお客さん持ち。
楽な商売です。
修理ってそういうもんなんですかね?
私の考えが古すぎるのかも知れませんが、パーツ交換なんて最終手段だと思います。
調整など全てやってどうしても無理なら交換です。
ベアリングのように消耗部品は別ですけどね。
ピカレスクの修理の場合、故障箇所が明らかでない場合は場所の特定から入ります。
それから修理方法を考えます。
明らかな補修不能以外は調整をします。
調整といってもバリエーションは無数にあります。
クリアランス調整から叩いたり削ったり穴を開けたり・・・・・・
そのほとんどが自分で考案したもの。
こういう技術って何処も教えていないですから。
少なくとも”私はリール職人!”と、胸を張れます。
パーツ入れ替えが修理と思えるようになった時点でこの仕事は辞めますよ。
昨日も某所で修理を断られたというリールが持ち込まれました。
断られたのは、”リール修理します!”と、大きな看板がある所らしいです。
”一応、リール修理しますが、修理できないリールも多いです!”と書き換えればイイのにね。(笑)