当時、アンバサダーと言いますと、安いモノでも2万円台でボールベアリング仕様は3万円台が普通でした。
しかし、例外の一台としてアンバサダー1750Aは定価が11000円でした。
ただ、名前こそアンバサダーなんですが、構造は大きく異なりマス。
元々はABU1750Aと言う名前で、古いレコードシリーヅからの派生でした。
世界的には70年代に生産は打ち切られたのですが、日本ではチヌ釣りに需要があって80年代に入ってからも輸入されていました。
その際にアンバサダーの名を冠したようです。
アンバサダーの名を持ちますがスウェーデン王室のクレストマークは配置されませんでした。
巷でよく見るダイレクトリールのような外観です。
サイヅはかなり小型で1500Cと同じくらい。
レベルワインドもかなり旧式です。
それでも一応フリースプール。
ハンドルの真ん中のポッチリを押せばフリーになるんです。
遠心ブレーキも装備されているのでキャスティング可能。
スプールは小型で軽量な為、案外軽いモノでもキャスト出来ました。
ただし、逆転防止が付いておらず、当然ドラグも無い。
魚が掛かるとスプールを抑えて指ドラグで対応します。
流石にバス釣りに使っていた人は殆ど居ないようなので、試しに使ってみました。
キャスティングは5gくらいの物でも問題なし。
悪くなかったですが、巻き取りが異常に遅い。
スプール径が細くギア比も低い為、5000Cよりも更に遅く感ぢました。
更にショートのダブルハンドルはパワー不足。
それでも、不自由さやスリリングさを味わいたい方には面白い存在だと思います。
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