
80年代のワームの転換期はこのスライダーワームの登場です。
それまでミミズだったワームがミノーになりました。
更に細いラインにライトなスピニング仕立てと言うのも衝撃でした。

このスライダーワームほどタックルや仕掛けなど使用法がシステム化されたワームは有りませんでした。
ヂグヘッドだけでもかなりの種類があって、シチュエーションごとに使い分けるようになっていました。
レギュラータイプに、スナッグレスタイプ、スーパータイプ、スパイダータイプなどがあり、装着方法まで変化しました。
専用のロッドは5.2フィートと短く、バットが強めのウルトラライト。
4~8ポンドと言う細いラインでワームを操作します。
更に使用法もゆっくりとロッドを立てるなどして行い、決してワームを揺らさない。
あくまで小魚が泳ぐ様を真似ます。

ロッドはグリップが特徴的でして、リングを外してテープで留める事も出来るテネシータイプ。
このリールシートも後のスピニングロッドに影響を与えます。
スライダーワームが登場して約35年が経過しました。
発案者のチャーリー・ブリュワーもすでにこの世に居ません。
しかし、スライダーメソッドは未だに通用する釣りだと思ってます。
そして、永久的にバスを魅了し続けると確信してます。