80年代の中ごろからライトリグは登場します。
ソレまではワームと言えば比較的太いラインを使う釣りでした。
そして、ワームは底を這わせるものでした。
その常識を打ち破ったのがスライダーワームでした。
チャーリー・ブリュワーと言う、バスプロでも何でもない電気屋のオッちゃんが考え出しました。
ワームをミミヅではなく小魚と見立てる。
ラインは細いモノを使用する。※4~8ポンド
アワセは強い瞬発的なモノではなく、ゆっくりと力強くアワセるスウィーピングを使う。
タックルはウルトラライトの短いスピニングロッド。
状況に応じて何種類ものジグヘッドや専用のリグが存在する。
更に使用法も何秒に1回転ハンドルを回すなど、使い方も独特でした。
これほどまでに完成されたワームの使用法は無かったデス。
ドゥードゥリング。
スライダーワームの少し後から登場します。
バスプロのドン・アイビーノが流行らせました。
クリアウォーターの深場のバスを狙う為に考えられました。
ハンドポワードと言う割と雑な作りのワームにネヲン系の塗料などを混ぜてリアルなミミヅ感を出していました。
テキサスリグ風のリグで最大の特徴はシンカーとワームの間にガラス製ビーズを挟みます。
そして細かくロッドをしゃくるとシンカーとビーズが接触して音を出すと言うモノ。
より高い音が出るように鉛ではなくブラス製のシンカーも発売されました。
更にフックのアイの部分をワーム内に収め、ワームがズレないようにワームの上からフックのアイを貫通するようにペグを打ち込みました。
今ではフックのアイをワーム内に収めるのが当たり前ですが、このリグが登場するまではフックのアイはワームの外に出ているのが普通でした。
ワイドゲイプの専用のフックもありました。
コレもラインは細目で平均6ポンド。
フェニックス社から専用ロッドも発売されました。
ワッキーワーム。
80年代後半に出てきました。
フックをボディの中央付近にチョン掛けする、ワッキーリグの元祖。
専用のワームがジョーテック社から発売されていました。
ぢつはこのリグ、登場からスグに一度廃れて90年代後半に復活したリグです。
ツネキチの人がネコリグの名前で使った事によって再び注目を集めたようです。
元祖ワッキーリグとの違いはボディに埋め込むネイルシンカー。
当時はテキサスリグの変形でした。
ワッキーリグ用のワームの元祖はカットテールと思っている輩も多いデスが、元祖はコチラです。