当時は今のように大型釣具チェーンなど無い時代。
こぢんまりとした総合釣具店が多かった。
ルアーなんかも置いていたが、ガラスケースに少量並んでいたり、国産の安物はカゴに入っていて、見たいというとお店のオバちゃんが見せてくれた。
ガキの頃に買って未だにそのまま持っているタックルセットがある。
当時、ベイトリールは高級品で、リールといえばスピニングかスピンキャスト。
その頃、色々な釣りをやっていたので、どちらかというとスピニングリールの方が便利だった。
投げ釣りに使う大きなスピニングリールはオヤジのお下がりを使っていた。
ルアー釣りに使える小型のスピニングリールが欲しかった。
ダイワのSSシリーズとか高級機があったが、子供においそれと買えるものじゃなかった。
お年玉で小型のスピニングリールを買うことにした。
お店に行くと、ダイワのSSが輝いている。
しかし、とても買える値段じゃない。
するとお店のオバちゃんが、
”ルアー釣りに使うリール？？”
と聞いてきた。
うなづくと、
”これはどう？安くするよ！”
と、出してきたのはダイヤモンドリールのコメットG1。
ぢつはコメットは国産最後のインスプールリール。※実用レベルではの話です。
当時、インスプールリールはすでに時代遅れで、売れ残っていた物だった。
”２０００円でいいよ！”の言葉と、その時代遅れのデザインに妙に惹かれて購入しました。
それ以来、ずっとコメットを使い続けています。
とにかく、今までにトラブルが一度もない。
トーナメントに参加していた時や、２日に１回バス釣りに行っていた時もずっと一緒です。
そして、使うほどになめらかになる感じがします。
乗せているロッドはシマノのバスワンGR-562URS。
実はこのロッド、当時はカナリの高級品でした。
近所のホームセンターに釣具コーナーがあって、その釣具コーナーがなくなる時に、投げ売りされていたものです。
ちなみにお値段１５００円だったと思います。
同じく、ヘドンのルアーが１８０円で売られていました。
今思えば、買っておけばよかった！(笑)
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