そこそこのリールであればメーカー保障もしっかりしていて、自然発生の故障であれば無償で修理してくれます。
しかし、それは購入から1年くらいとか、ごく短い期間に限られます。
リール自体の修理も製造打ち切りから10年以内が相場で、中には10年に満たない事もあります。
気に入った道具であれば、一生付き合いたいと思うのが当たり前ですが、現在そういうことは難しくなっています。
そー言えば、性能は年々良くなっているのに、耐久性は落ちている気がしますね。
それは軽量化や高速化による弊害だと思います。
特に軽量化は耐久性を著しく低下させます。
耐久性と軽量化は両立できないんです。
更に開発期間の短縮。
カタログを見れば毎年新製品が発売され、消えていきます。
そのサイクルは30年前の比ではなく、発売される台数も飛躍的に増えています。
それらの設計やテストにどれほどの時間を費やしているのか?
あのペースでは、とてもじっくりと腰をすえて開発しているとは考えられません。
満を持して発売したはずが、すぐに故障してしまう。
例 D社のMシールド!(笑)
そんな製品、安心して使えません。
釣りと言うのは自然相手であり、厳しい状況を想定しなければならないはず。
今はまるでゲーム感覚のような道具ばかりが、のさばっている気がします。
続きます。