リールの手入れのコトで質問を受ける事がよくあります。
で、逆にコチラから質問します。
"リールはどうやって洗ってますか?"
よく返ってる答えが、
"ドラグを締めてから全体に水を掛けて洗います"
"どうしてドラグを締めるんですか?"
"・・・・解りませんがネットの記事に書いてありました"
それでも時々ですが答えが返ってきます。
"ドラグ内部に水を入らないようにする為"
"ぢゃあ、ドラグ内部に水が入ると何がマヅイんですか?"
"グリスが流れるから?"
"グリスは水で流れません、流れるのならグリスが水に溶けなければなりません"
"水が入るとドラグの効きが悪くなるから?"
特にスピニングリールはドラグ調整つまみの隙間から水が浸入します。
ガイドやラインローラーから跳ねた水はスプールの上部に落ちるからです。
最近のリールはつまみの部分に防水のパッキンが付いていたりしますが、あんなもの気休めです。
釣りの最中はドラグは調整していますからソレほど強く締めてません。
よって、ドラグ内部に水が入りやすいんです。
そして、水洗いの際にドラグを締めると、釣りの最中に侵入した水を閉じ込めます。
コレが淡水だったら大したことにはなりません。
海水の場合ですと、水分はいつの間にか蒸発して、徐々に塩分が蓄積していきます。
蓄積した塩分はスプール内部を腐食させたり、更に結晶化してドラグワッシャーを破損させることもあります。
そう言うリールをいっぱい見てきました。
使用後はスプールを外してドラグ内部を洗い、乾燥させて、時々ドラググリスを補充してやれば良いです。
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