
20年ほど前のバスバブルは別名を第3次(大惨事)ルアーブームとも呼ばれていました。
その後、琵琶湖でバスが釣れ出し、各地でトーナメントが行われるようになります。
90年代まではバス釣りなんて数ある釣りの一つに過ぎませんでした。
とりわけ、トーナメントの存在は大きかった。
賞金なんて二の次でして、とにかく人間の競争心を煽るんです。
人より釣りたい、誰よりも上手くなりたい!!
それが功を奏して徐々に認知度が上がり、バス釣りは一大産業になります。

雨後の竹の子よろしく、後発メーカーが続々と参入!!
メディアも遅れじとあの手この手で煽りました。
当時は芸能人のバス釣り大会なんてのもTV放映されていました。
おおよそ釣りに無縁と思われるような芸人や俳優なんかも居ましたね。
そんなのを見てしまうと誰もがやってみたくなる。
特に若い連中は。
10代から20代を中心に、さらには30~50代のオッサンたち。
当時のオッサン連中は息子に付き合ってやっている人も多かったデス。

それを面白く思わないのが一部の80年代組。
昔から楽しんできた釣りが一気にメヂャーになり、どこに行っても人人人・・・
ひっそり楽しんでいたフィールドに人がドッと押し寄せ、自分の釣りができない。
訳のわからない新興メーカーのルアーばかり売られ、昔からの定番が隅に追いやられる。
一番我慢ならないのが、ソレまで普通に買えた釣り具が、品薄になりプレミア価格だったり、抱き合わせ販売で売られている。
テメーら若造にへドンの良さが解るか?
俺はバルサ50は昔から使ってんだぞ!
怒りの矛先は節操のない釣り業界とニワカバサーに向けられました。
あれから20年、そのニワカバサー達も今はオッサンになってしまいました。(笑)
そろそろお気づきかと思いますが、この連載は80年代組とバスバブル期組の2つの時代のオヤヂ達を対象に行います。