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そーいや、現在はリール修理職人というかなり特殊な仕事を生業としています。
紆余曲折で今に至るのですが、最初からリール修理に携わるという考えはありませんでした。
ガキの頃から将来何になりたいかと尋ねられても、コレといったモノがなかった。
具体的になりたい職業がナイ。
ただ、集団行動が出来ないことは解っていたので、規律のうるさい仕事は無理。
怠け者なのでノルマのある仕事も無理。
職人仕事が良いんでしょうけど、決定的に難しくしたのが生来のギッチョ。
左利きと言うのは職人仕事に致命的なんですね。
まず、教える側が教えにくい。
使う道具や器具が右利き用に出来ているなど、少数派向きぢゃなかった。
結局、自分が何をやりたいのか?何に向いているのか判らず、それを見つけるために職を転々とすることに。
ただ、日本という国は一つの仕事を退職まで勤めあげることが美徳とされ、職を転々とすることは本人に何か問題があると思われがちです。
だから職を転々とすることに疑問も。
しかし、ある方の一言で進む道から迷いが消えます。
”色々と経験を積め!それが後に生きる!”
曰く、職人の世界というのは早ければ中学卒業で入門してそのまま修業、そして経験を重ねて一人前になり独立する。
それはそれで素晴らしい事だが、職人の狭い世界しか知らない人間になりがち。
よく言われるのがプロのスポーツ選手が引退した後に苦労すると言う話。
幼少から競技だけやってきた人間は競技以外の事は殆ど出来ないと言うコト。
だから色々な事を学び経験した方が後に役に立つと。
迷いが消えるとそこから怒涛の転職ラッシュでした。(笑)
そして現在に至ります。
時代背景も有るのでしょうけど、現在は一つの会社に一生勤めるという事は減ってきました。
本人の意思ではなく、企業倒産やリストラなどではじき出される事もあります。
かつて漫画家の世界は10代でデビューが当たり前でしたが、最近はいろいろな経験を積んで来た方が面白い作品を描けると言われてます。
全てがそうでないでしょうけど、色々なことができた方が、面白いものを作れたりするようです。
今の仕事も何時まで続けるか判りません!
飽きたら全く別の仕事を始めるかも知れないです。( ̄ー ̄)ニヤリ