
よく質問されるのが、旧いアンバサダーで買うべき年代はイツごろか?
かなり難しい質問です。
作り込みは70年代のモノが良さげなんですが、樹脂パーツの劣化等を考えれば80年代のモノの方が劣化は少ないです。
ただ、色々とABUリールを触ってきて感ぢたのが、社名をアブガルシアに変更する前まで。
ガルシアを買収するのが1979年で、社名変更が1984年です。
というのは、1984年の途中からアンバサダーの内部構造が変わるんです。
クラッチ部分なんですが簡素化されます。
コストダウンが主な理由かと。
そのあたりから内部のトラブルが増えている感ぢです。
同時に耐久性も落ちてます。
おそらくは材質の変更かと。
メッキも弱くなってます。
この辺りにガルシア社買収の影響があるかと思われます。
というのは、倒産したか、しかけていたガルシアを助ける形でABUがガルシアを買収するんですね。
当時、ガルシアはアンバサダーのアメリカでの輸入代理店でした。
そこを失うのはABU社にとって大打撃。
なぜならアンバサダーの最大の輸出国はアメリカだから。
倒産しかけているような会社を買収するワケですから、ABU社の財政悪化は避けられなかったかと。
で、そのしわ寄せが、コストダウンという形になり、アンバサダー神話が崩れ出す原因になったかと。
ですから、ターニングポイントは1984年ということになります。
もっと細かく言うと、1984年の前半まで。
それくらいまでのアンバサダーは買いだと思います。
ただ、コレもかなりザックリとした話でして、2500Cに関しては構造に変更が見られないんです。
まあ、異論もあるかとは思いますが、あくまで私的解釈ということで。
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