オリムピックのインスプールリールのお話し。
オリムピックといえば、かつては日本一の釣具メーカーでした。
ところが70年代後半から陰りが見え始め、台頭してきたダイワとシマノに競り負け衰退の一途をたどり90年代に消滅してしまいます。
その後も、一部はロッドのOEMメーカーとして現在も生き残っていますが、リールの復活はなさそうです。
ぢつは私が子供の頃はすでにオリムピックではなくダイワの時代でした。
オリムピックが一番勢いがあった時代と言えばやはり70年代。
スプニングリールはインスプールタイプが主流でした。
国産メーカーではシマノ以外はインスプールリールを製造していたんです。
で、オリムピック。
名門と言われ、その呼び名にふさわしいリールを数多く輩出してきました。
その中から傑作と呼ばれた3機種をご紹介!

エメラルド350。
当時、ヘドンのOEMを行っており、共通ボディのリールも存在しました。
インスプールリール後期のモデルです。

L-1。
エメラルドよりも高級なラインだったと思います。
エメラルドが6000円くらいでしたが、こいつは10000円くらいしていたんじゃなかったかと。

シャルマン。
オリムピック史上一番高価なインスプールリール。
定価16000円。※1974年頃
当時のミッチェルと同じくらい。
でも、同じならミッチェルを買ったようです。(笑)
それゆえ、タマ数が恐ろしく少ないリールです。
インスプールスピニングリール界のトヨタ2000GTです。(笑)