ちょっと歪なレヴォのドラグワッシャーです。
ご覧の通りドラグワッシャーを締めるプレッシャーワッシャーが純正品ではありません。
ただし、ドラグ機能は全く失われておらず、調整も細かく出来ます。
コレはパーツの厚みと配置を考えて、別のリールのパーツを流用して作りました。
ドラグの効きはオリジナルと比べても遜色ありません。
構造を熟知していればこう言うことも可能なんです。
純正という言葉はただの肩書きに過ぎないんです。
メーカーや年式に捕らわれ過ぎだと思います。
コチラはパーツが存在しなくて1から作ったラインローラーです。
最初からラインローラーが欠品していて、更に資料も無いリールでした。
このリールの持ち主は何件もリール修理のお店を回りましたが、全て断られ最後にウチに来ました。
いずれも”パーツがないから”と言う理由で断られたのだそうです。
ウチは連絡を頂いた時点で、”作れば良いのでは?”と答えました。
ギアなんかは難しいと思いますが、ラインローラーなど”そう言う形”をしていれば良い訳です。
そこで、適当な太さの真鍮棒から削りだして作りました。
止めネジも資料がないので、ホームセンターで合う物を探してきました。
たったコレだけの事ですが、”やる所は無い”のだそうです。
仮に作ってくれるところは有っても、小さなパーツ1個ン万円になるのだとか?
そう言う所は図面を引いて、職人の日当が上乗せされて・・・・・・高くなります。
図面など引かずに、カネノコで適当に切断してヤスリとサンドペーパーで仕上げているウチとはコストが雲泥の差です。
他がやらないからウチがやる。
このスタイルを今後も貫きます!!