キャット&リール!

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どーでも遠山の金さん!

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最近、お昼に遠山の金さんが再放送されているんですね!
 
何気に時代劇が好きなんですが、やはり見所はお裁きの後半、下手人に入れ墨を見せる場面。
 
”おうおう、黙って聞いてりゃいい気になりやがって・・・・・・”の下りですね。
 
で、この金さんの入れ墨、ぢつは武家の人間が入れるモノじゃないんですね。
 
当時の入れ墨にはいくつか種類があって、旗本である金さんは”武家彫”という、肘から上までの彫り物を入れるはずなんです。
 
ところが金さんの入れ墨は肘の下まである”博徒彫”というヤツなんです。
 
時代考証が甘いのか??
 
しかし実際、金さんのモデルとなっている遠山金四郎影元も博徒彫だったようでして、お裁きの際、しきりに袖を気にしたといいます。
 
それから、悪者相手に、”この桜吹雪、散らせるもんなら散らしてみろぃ!”と、啖呵をきって立ち回るシーンでも入れ墨を見せますが、そのときに武家彫だったら、悪人達から、”てめえ遊び人じゃねえな!”と、先に正体がバレちゃいます。(笑)
 
という訳で時代考証が甘いのではなく、実際はよく考えられたシナリオだったんですね。
 
それから劇中の金さんは北町奉行ですが、ぢつは南町奉行も勤めていて、実際はこちらの方が長かったようです。
 
何故、北町奉行なのか?
 
天保12年11月、老中水野忠邦が目付鳥居耀蔵の進言を受けて芝居小屋を廃止しようとした際、景元はこれに反対して浅草猿若町への小屋移転だけに留めた。
 
この景元の動きに感謝した関係者がしきりに景元を賞賛する意味で、『遠山の金さん』ものを上演しました。
 
当時、遠山影元は北町奉行だった為、その後も”北町奉行遠山左衛門尉様”で通ることになったようです。
 
ちなみに私が好きな遠山の金さんは4代目中村梅之助です。
 
  
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