最近、お昼に遠山の金さんが再放送されているんですね!
何気に時代劇が好きなんですが、やはり見所はお裁きの後半、下手人に入れ墨を見せる場面。
”おうおう、黙って聞いてりゃいい気になりやがって・・・・・・”の下りですね。
で、この金さんの入れ墨、ぢつは武家の人間が入れるモノじゃないんですね。
当時の入れ墨にはいくつか種類があって、旗本である金さんは”武家彫”という、肘から上までの彫り物を入れるはずなんです。
ところが金さんの入れ墨は肘の下まである”博徒彫”というヤツなんです。
時代考証が甘いのか??
それから、悪者相手に、”この桜吹雪、散らせるもんなら散らしてみろぃ!”と、啖呵をきって立ち回るシーンでも入れ墨を見せますが、そのときに武家彫だったら、悪人達から、”てめえ遊び人じゃねえな!”と、先に正体がバレちゃいます。(笑)
という訳で時代考証が甘いのではなく、実際はよく考えられたシナリオだったんですね。
何故、北町奉行なのか?
この景元の動きに感謝した関係者がしきりに景元を賞賛する意味で、『遠山の金さん』ものを上演しました。
ちなみに私が好きな遠山の金さんは4代目中村梅之助です。