ニコニコ屋さんから、「ラーメンとバス釣りと僕」と言うエッセイ的なモノを書いてみては?と言われました。
確かにネタはいくらでもあります。
バス釣りは年間100回は行きますし、ラーメンもソレに近いくらい食べていると思います。
バス釣りに関してもほぼ毎回釣り場やコンセプトを変えます。
ラーメンも同じものを連続で食べたりしないですからネ。
梅雨の晴れ間は五月晴れ。
6月の早朝。
昨日からの雨はすっかり止んで、初夏の青空が広がっている。
山間を抜けてしばらく走ると、麓の田園地帯にその池がある。
以前、大物をバラしたトコろ。
空き地に車を止め、雨露を帯びた草むらを歩く。
一瞬でパンツがびっしょり濡れる。
が、そんなことはハナから承知。
しばらくすれば体温と気温と太陽が乾かしてくれる。
池のほとりに到着。
何を使うかは最初から決まっている。
障害物ギリギリを引くのでスピナーベイトだ。
雨で水が濁り気味なので黄色い派手目な物。
ブレードは波動の強いコロラドのタンデム。
タックルはお気に入りのスーパーストライクと5500C。
距離は要らない。
7、8m投げれば十分。
シュッッ!!!
ポチャン!!
イイところに落ちた・・・・・
ポイントはそこから2mほどのトコロ。
ゆっくりとブレードの波動を感ぢながらリトリーヴ・・・・
「グッ!」
出た!
やはりソコに居たか!
思ったより引きが強い・・・・
ラインは20ポンドだから切れる心配はない。
そして・・・・
バスは僕の手に有った。
大満足の1匹!
この後の釣りなんてどうでもイイ。
などと思いながら2匹目のドジョウを狙う。
出がけにパンを食べただけなのでお昼前にはすっかり飢餓状態。
釣りは終了して、今は何が何でもラーメンが食いたい!
それも豚骨醤油。
更に気分はまだ行ったことのないお店。
車を走らせていると・・・・
をっ!
今の店良い感ぢ。
ガイドブックに載らないような小さな個人店。
中に入ると作業服の地元っぽい人たちがスポーツ新聞を読んでいる。
店内は薄汚れ、昭和の雰囲気満載。
壁には何かの表彰状、あいだみつをっぽい格言が飾られている。
店の隅に置かれたテレビ、その下には週刊誌が積まれていて、小さな本棚には日焼けしたコミックが並んでいる。
気になるタイトルは「極道ステーキ」「静かなるドン」「ミナミの帝王」「哭きの竜」
店主の趣味と年代がよく判ります。
決して「ごくせん」や「HEAT」みたいなオシャレ系ぢゃない。
ガチの昭和極道物・・・・
「お待たせしました!」
来た来た!!
こだわりを全く感ぢさせない鉢、散らばったネギの雑な盛り付け。
コレが良い。
昨今の、”こだわり抜いた”に辟易していましたから。
まずは麺から。
太過ぎず細すぎず張りとコシが有ってスープと絶妙に絡んでいる。
豚骨醤油のスープは見た目とは裏腹にアッサリしている。
かと言って塩や醤油ラーメンとはまた別のアッサリ。
豚骨と醤油がなせる味。
もやしは芯が残る状態に茹で上がっており、シャキシャキ感がある。
ネギは下処理をやりすぎておらず、ネギ特有のエグ味がわずかに残っている状態。
ソレがやや甘めのスープとマッチしている。
チャーシューはとろける系ではなく、しっかりと歯ごたえのある物。
具材はあくまで麺とスープの添え物と言う立場。
丁度良い美味しさ。
いわゆる飽きない美味しさ。
セットのチャーハンもまた良い。
刻みの大きな紅ショウガがチャーハンによく合う。
大満足の一日!
もうこれ以上何も望まない。
帰って寝るだけ。
ラーメンとバス釣りと僕、コレにて閉店。
そーいや、自身の一人称は私か俺なんですがここでは僕です。(笑)
ヲヒマなお暇な方は是非、ポチっとよろしくお願いいたします。m(__)m
にほんブログ村ランキング
人気ブログランキング