スピニングリールは両軸リール(ベイトリール)に比べると構造上、巻き取り力は弱いです。
回転動力を90度変えると同時にスプールの上下運動までさせねばならず、全て同じ方向に回転するベイトよりも複雑です。
専門的な事を言うとチョー絶難しくなりますのでこの辺は適当で。(汗)
そんな事よりもベイトよりもスピニングの方が巻き取りは弱いと言う事を知って頂ければ十分かと。
スピニングリールは戦前から存在していましたが、70年代までは数多くの構造がありました。
中には??と思えるような構造のモノもアリ、多種多様で面白かったです。
ただ、それらは次第に淘汰されて行き、現在は数種類まで絞られました。
ハンドルの回転を90ど傾けると言う部分は昔から変わらないのですが、スプールを上下させる構造は各社に工夫が見られます。
80年代、ロングスプールの登場によって大きく進化します。
ソレまでのスプールは幅が狭く、上下運動も小さくて済みましたが、ロングスプールになると上下運動を大きくする必要が出てきます。
初期はレベルワインドと同じ構造のウォームギア方式が取り入れられました。
しかし、D社は途中からエンヂンのピストン運動と同じ動きをする方式に転換します。
この方式はぢつは70年代から有ったのですが、再び使用したのは意外でした。
現在はS社方式とD社方式のどちらかです。