
昔はバルサなどの木で出来たルアーが嫌いでした。
塗装にヒビが入りやすく、ぶつければスグに割れる。
そして何より値段が高い!!
同じ木で出来ていてもラパラはメチャクチャ丈夫でしたが、バルサ50なんか水に浸けただけでヒビが入る事も。
わざわざ木のルアーなんて使わなくてもプラスチックのルアーで十分釣れましたし、木で出来たルアーの存在の意味は不明。
この動きはバルサでなければ出ないとか、書いた本もありましたが、ソレでもわざわざ木のルアーに手が伸びる事は無かったんです。

ただ、こういう嗜好は年齢と共に変化します。
子供の頃、コーヒーやサシミは美味しいと思いませんでしたが、大人になるにつれて美味しさが解ってくるような感ぢ。
キズやヒビを味として捉えられるようになってきます。
経年変化を楽しむ。
新品のヂーンヅは履きながら育てると言いますが、正にそんな感ぢ。
色が落ちて、皺がついて、ほつれて・・・・ボロボロになって愛着が増す。
まあ、ソレが理解できるまで20年掛かりました。(笑)