スピニングリールにファーストキャストを搭載したのはシマノでした。
MLXシリーヅ。
小型スピニングシリーヅのMLをベースに、指一本でベイルを起こせるレバーを取り付けました。
そのおかげで片手でキャストが可能に。
その後、80年代中盤にかけて各社がファーストキャストスピニングを発売します。
ただ、このファーストキャスト機構、欠点が一つ。
ストッパーの数がやたら少ない。
理由はレバー位置。
ハンドルを少し逆転させると、必ずレバーが指の位置まで来ます。
仮にレバーが180度逆の位置に有っても、必ず指の位置まで戻ります。
その為、ストップ位置を増やす事が出来ず、2点くらいしかないと思います。
ですから、ハンドルが妙にガタガタ。(汗)
80年代後半になると瞬間ストッパーが出だして、ファーストキャストスピニングは姿を消しました。
こういうオートマチック製品ってアメリカが得意なはづですが、日本で開発されたのは意外でしたね。
しかし、日本では早々に姿を消したファーストキャストスピニングですが、アメリカでは90年代に入っても売られていました。
正直、あんまり便利だとは思いませんでしたが。(笑)