スライダーワームが登場した事でワームの概念が変わりました。
ワームといいますと、比較的ヘビーなタックルで障害物の周りを探るというのが当時の釣り。
底を取ってゆっくりモゾモゾと這わせる様に動かしていました。
ミミズですからミミズらしく目立たないように動かしていたんですね。
ところがスライダーワームは違いました。
ワームという名前ですが、小魚として使うんです。
とは言えワームですから、かなりゆっくりと動かしていました。
更に驚いたのがタックルです。
スピニングタックルで使うラインは４～６ポンド。
当時のワームの釣りは１２ポンド以上を使うことが多かったので、かなり細いです。
合わせも独特で一気に合わせるのはなく、ゆっくりと力強く。
今で言うスウィープです。
それまでのワームと全然違う釣り。
専用ロッドを購入しましたが、これが結構いい値段がして、リールにまでお金が回らず、しばらくは渓流釣りで使っていたアルチェードミクロンを使っていました。
細めのラインを巻いていたので、丁度そのまま使えたんです。
それでも最初の頃は滅茶苦茶釣れましたね。
多分、今やっても充分釣れるかと思います。
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