
ベアリングを洗浄して乾かした状態が一番回ると言う話をよく聞きます。
ホントですかね??
ベアリングにオイルが入ると回転の抵抗になると言うハナシです。
疑問に思ったので色々と試してみました。
結果、全てがそうじゃないという事が判明しました。
少なくともオールドABUの4000~6000番クラスに関してはその法則は当てはまりません。
手持ちのアンバサダー5500C、76年モデル。
このリール、ぢつはドノーマルです。
パーツ交換はハンドルのみ。
ベアリングも純正です。

このリールで実験をしてみました。
条件はブレーキブロックは取り外す、メカニカルブレーキはスプールが左右に動く程度に緩めます。
最初にベアリングを洗浄して組み込み、回転を調べてみました。
ハンドルを回してクラッチを切る例の方法です。
ただ、あまりやりすぎるとパーツを痛めるので、各5回ずつ。
洗浄のみで注油しな異状態でレベルワインドは平均12往復でした。
それから今度はベアリングに注油して回転を調べます。
レベルワインドの往復回数、平均22!!
倍近い回転数を叩き出しました。
オールドABUに関してはベアリング内のオイルは回転の抵抗にはならないんですね。
他にも何台か試しましたが結果は同じく、注油したほうが回りました。
さて、理由は???