キャット&リール!

釣りや仕事(リール屋)の事をゴチャゴチャと。

修理屋の独り言。

ダム/クイック700Bです。

70年代から日本に輸入されていて、当初はアンバサダーのライバルになる予定でした。

サイズもアンバサダー5000とほぼ同じで、ボールベアリング仕様とブロンヅブッシング仕様がありました。

ごく初期はスミスが取り扱っていましたが、スグに日本フィッシングタックル(NFT)に変わり、その後は撤退してしまいました。

 

左側だけ見ればアンバサダーと構造が酷似しています。

ネックとなったのがサムレストの位置でした。

後ろ側にサムレストが無いんですよね。

慣れてしまえば良いのですが、キャスト時にサムレストが無いと親指の踏ん張りが利かず、スナップ(手首)を使えない。

当時はシングルハンドキャスト全盛ですから、余計にキャストがやりにくい。

もう一つ。

クラッチボタンがカップの真上にありました。

コレはそれほど問題ぢゃなかったのですが、後期型は斜め後ろに変わります。

 

 

ちなみに、後期型は日本製です。

かの五十鈴工業がOEM生産していました。

数十年後、ソコに目を付けて、ほぼそのままでオリヂナルリールと言って販売するのがD楽です。(笑)

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