ダム・クイックチャンピヲン700です。
70年代からありました。
確実にアンバサダー5000系を意識したサイヅとデザイン。
内部機構は全く異なりましたが西ドイツ(当時)らしい質実剛健さが際立ちました。
ただ、使うとなるとちょっと・・・(´・ω`・)エッ?
このリール、サムレストバーがなく、キャストの際に親指が固定できません。
その程度の事?
と、思われるかも知れませんが、親指が固定できないとトンデモなくキャストがやり辛い。
更に当時はシングルハンドキャスト全盛でしたから余計にそう感じた方は多かった。
このチャンピヲン700はボールベアリングではなくブロンヅプッシング仕様。※ボールベアリング仕様は型番が700Bとなります。
価格は25000円程度とアンバサダーと同等の価格。
更にその下に、スプールリリースボタン保護用?の切り替え機構まで装備。
この切り替え機構をONにするとボタンを押せなくなります。
この機構、イマイチ何の為のモノなのか不明ですが、装備されていない個体もありました。
日本には70年代から輸入されていて、初期はスミス、後にNFT(日本フィッシングタックル)と代理店が代わりました。
80年代の初頭に西ドイツから日本に生産が移行され、日本では五十鈴工業がOEMを担当。
その後、生産が打ち切られますが、90年代にトップウォーター用リールブームにより復活。
後にD楽などのインディーヅトップ系リールのベースとなります。