フィリプソン。
その名は古くから知られており、特にトップウォーターの世界では、ロトの剣の如く神器と化しています。
実際にフィリプソンのロッドが輸入されていたのは70年代の僅かな期間のようで、更に本家のフィリプソン社も買収に次ぐ買収でオーナーが何度も変わり、最終的に1974年にグラスロッドの生産を終了します。
あの伝説のトップウォーターロッド、バスティマーは3M社がフィリプソンを買収しての1~2年間しか生産されていない為、生産数の少なさから幻の存在です。
ソコに目を付けたのが今は無きスポォツザウルス。
フィリプソンバスティマーBC-60Lの完全復刻として発売。
しかし、実際には天龍が制作して材質もエポキサイトグラスではなく、単なるPグラスでした。(笑)
その後、フィリプソンの商標を巡って、泥沼の係争に発展します。
最終的にスポォツザウルスがフィリプソンの商標を勝ち取りますが、エポキサイトグラスの表記は使えなくなりました、材質が違いますからね。※後の表記はエポキシグラスだったかと。
実際、スポォツザウルスのフィリプソンとオリヂナルフィリプソンではブランクが別物。
「てめー本物持ってんのか?」と突っ込まれそうですが、ぢつはその昔、某フィッシングサロン心斎橋でフィリプソンのブランクを買った事があるんです。
当時、フィッシングサロン心斎橋で7000円くらいでフィリプソンのブランクが売られていました。
スポォツザウルスのブランクと違い、もっとシャキッと張りがありました。
そのブランクで下手クソなロッドを自作して使っていたのですが、最終的に何処かにぶつけて折ってしまい、既にこの世にありません。
今思うともったいない事をしましたが、少なくともフィリプソンのブランクはあんなにベナベナぢゃない事だけは判っています。
年に1度くらい本物のフィリプソンロッドがオークションに出品されますが、流石に数十万円の価格が付いていて手が出ません。
ただ、フライロッドだとソコまで高価ぢゃないようですから、いつか手に入れたいところです。
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