フェンウイックFC60!
ある程度バス釣りをやっている人なら一度は耳にした事があると思いマス。
曰はく、トップウォーターの名竿。
伝説のロッドです。
トップウォーターの始祖、則弘祐御大がべた褒めしたところから人気が出ました。
このロッドの歴史は古く、元々はキャスティング競技用のブランクを、ルアー釣りに用に製品化したモノだそうです。
則御大より前は銀山湖のイワナ釣りに使われていたと聞きました。
この頃は主にスプーンをキャストしていたようです。
ロッドの起源ははっきりしませんが60年代には既に存在していたという話も。
80年代中頃まで生産されており、かなり長い間フェンウイックの定番でした。
その間に仕様も変化し、グリップは4種類存在します。
ロッドのスペック。
6フィートの2ピース
3パワー
ルアーキャストウェイト1/4~5/8オンス
6~12ポンドライン。
ブランクウェイト2・3/8オンス(約67g)
当時のグラスとしてはかなり軽量と言えます。
テーパーは全体的に曲がるスローテーパーで、バットは太目でしっかりしており、大きな魚が来ても余裕。
私がこのロッドを始めて手にしたのは80年代後半でした。
知り合いからタダ同然で譲り受けたのが最初です。
当時は既に古臭いロッドと言った感ぢ。
ただ、実際使ってみるとコントロール性が非常に高い。
軽めのクランクやスピナーベイトにピッタリ。
勿論、トップやミノーなんかにもGOOD!
リールはアンバサダーでなく、キャスプロ5000Vを乗せていました。
特に理由はなく、グリップと色が合うから程度のコトでした。
グラスの割に持ち重りもなく、ホントに軽くバランスが素晴らしい。
2ピースと言うのがちょっと難でしたが、ソレを補って余りある使い良さデス。
トップウォーター用で1本選べと言われたら、このFC60かスーパーストライクFO60のどちらかですね。
現代でも通用する、殆ど非の打ちどころの無い名竿デス。