旧いグラスロッドは重いけど味があって、使っていて楽しいデス。
こう書くと趣味性が強く使い勝手は二の次的な意味に取られますが、実はかなり実践的なロッドなんです。
確かに重いですが、リールでバランスを取ってやれば決して重く感じません。
何故重いか?
グリップが金属な事もあるのですが、ブランクに厚みがあります。
現代のグラスロッドはブランクが薄くて軽量です。
このブランクの厚みが重要でして、薄いモノよりもトルクがあり、重いルアーが扱い易い。
更に魚を弾かない。
だからトップは言うに及ばず、クランクやヴァイブレーションにも良いんです。
もう一つ、キャストの精度。
20m以内なら、上手い人で10cm刻みのコントロールが可能。
理由はちゃんとありまして、直進安定性に優れブレない。
キャストするルアーの速度が遅く、目で追いやすい。
キャストの速度が遅いのに飛距離が出る。
コレは実際に使って判った事。
現代の軽量グラスはただ軽いだけの代物。
魚は弾かないかも知れませんがトルク感が無くスカスカです。