レヴォSXのオーバーホール依頼です。
クラッチの戻りが固いので調整して欲しいという依頼です。
このリールのクラッチの戻りが固いのはバネに問題があるのではなく、サムバーの摩耗が原因です。
摩耗によりフレームとサムバーの間に隙間ができてしまい、サムバーが斜めになって引っかかるんですね。
まづはオーバーホール実施。
同時進行で隙間調整を行います。
0.3ミリ厚の銅板です。
コチラをサムバーのスペーサーと同じ形に切り出します。
つづいて、サムバー固定用の芯棒を通す穴を空けます。
ちなみにこの加工は鉛筆で形取って、ハサミとデザインカッターで切り出してます。
応急ですからこれくらいしか出来ないんですよ。(笑)
嵌めます。
これで隙間がなくなりました。
戻りは良好です。
銅板なので、あとは使っていくウチに更に馴染んでいきます。
ギュイイ~~~ン!!
回転も良好です。