以前、トップ系ルアービルダーに何人か知り合いがおりました。
現在、彼らは全て足を洗い、社会復帰を果たしております。
売れないモノを作り続けても資源の無駄ということを悟ったんです。
この世界、ルアー作りだけで食っていけるほど甘くないです。
成功した人も少数おりますが、殆どが一発屋みたいなもんで、一番良くて家を購入した程度です。
業界で名前が通っていても、せいぜい狭いトップの業界程度。
小さいワームでネチネチやっている連中にその名前を出しても、”なにそれ?美味いんか?”と聞き返されます。
もっと言うと、バス業界で一番有名な人の名前を出しても、うちの嫁は誰だか知らないでしょうね。
趣味なのか意地なのか売れないモノを作り続けている人は未だ多いです。
で、だいたいそういう人たちの作品って似てます。
過去に流行った物の亜流。
中には革新的なアイディアを盛り込んだ物もあります。
しかし、革新的なだけで売れるとは限らないです。
固定ファンを持っているところもありますが、その固定ファンが懐を満たしてはくれないです。
いつか自分の時代が来ると勘違いしている人もおりました。
なんだかちょっとバンドマンに似てますね。(笑)
どうしても売りたかったら、無理せず売れる物を作るとイイです。
たかがしれた才能に、プライドだのへったくれだの言っても、ただの強がりです。
バルサ50のボディにヘドンのカラーでも塗れば、そこそこ売れますよ。(笑)