15年以上前のシマノ・ツインパワーXT2000です。
ストッパーのON/OFFスイッチが効かなくて、どちらにしてもハンドルが逆転してしまいます。
原因は切り替え部分にある金属パーツの変形です。
画像でご覧のとおり少し曲がっています。
赤線が正常な位置です。
この所為で切り替えがうまく出来ないんですね。
交換すれば簡単なんですが、古すぎてパーツ供給なし。
更にこのパーツ、鋳物なので真っ直ぐに修正しようとすれば折れてしまうんです。
先端にあるリングを取り除けばONの状態に出来るのですが、OFFには出来なくなります。
依頼はあくまでストッパーの切り替えが出来るようにという条件です。
という訳で作業開始。
直径5ミリ、厚さ3ミリのアルミ材です。
上にあるのは純正のリングです。
これに穴を開けて、ルーターとサンドペーパーで整形していきます。
モノがモノなので根気のいる作業です。
完成です。
サイズはご覧のとおり。
このように装着します。
そして、ストッパーを乗せます。
装着したところ。
綺麗にハマりました。
完了です。
ちゃんとON/OFFも切り替わります。
古いツインパワーXT2000復活です。