釣りというのは通えば通うほど魚の動きが見えてきます。
そして、技術面以外に”直感”が冴えてきます。
狩猟本能的なものが鋭くなって来るんです。
釣りに重要なのは技術よりもそちらの方で、技術は未熟でも”勘”がよければ案外どうにかなります。
この、”勘”なんですが釣りに行かないと、たちまち衰え始めます。
私は勿論、プロと呼ばれる人でさえもそうなります。
文明的な生活にこういう勘は必要ないんですね。
ですから、スグに衰える。
現代の人間の生活には必要ないんです。
しかし、釣りを趣味、生業とするには勘は大切です。
勘は一度衰えると戻すのに時間が掛かります。
少しずつでも定期的に自然や釣りの中に身を置くことで保つことは出来ます。
釣りに行かずとも水、辺に立って周囲を観察するだけでも、やらないよりはマシなんですよ。