キャット&リール!

釣りや仕事(リール屋)の事をゴチャゴチャと。

バックラッシュの謎!その3

イメージ 1

バックラッシュの起こり易いのはどういう時か?

軽い物をキャストする時や、フルスイングした時なんかは起き易いですね。

他に向かい風やキャストしたルアーが回転して急に失速した時も。

前者はキャストした瞬間に起こりやすく、後者はキャスト中~後半に起こります。

バックラッシュが起こりやすいのはキャストした瞬間か後半になります。

キャストした瞬間と言うのはスプールが最も早く回転しますが、キャストした物が速く飛ぶとは限りません。

空気抵抗の所為でキャストした瞬間から失速する事があるからです。

そうなると、キャスト対象物の飛行速度をスプールの回転速度が上回る事になり、バックラッシュが起こります。

また、キャスト対象物が失速するキャスト後半も、キャスト対象物の速度をスプール回転速度を上回りバックラッシュ

回転の持続性(慣性)が高いスプールほど起きやすくなります。

以上の事からバックラッシュが起き難い条件がある程度見えてきます。

キャストの瞬間にやや強めのブレーキを掛け、その後ブレーキを緩める。

スプールは軽量の方が慣性力が働き難く、コントロールしやすい。

この事はトーナメントキャスティングの遠投競技の際に気をつける部分と重なります。

トーナメントで遠投する際、最初にメカニカルブレーキを僅かに強めにセッティングします。

そして、キャストしたと同時にブレーキを緩めるんです。

キャスト同時と言っても、キャストした1~3秒後です。

バックラッシュの起こりやすいとされる、最初の数秒間、メカニカルブレーキがやや強い状態を作り、その後ブレーキを開放します。

その間、サミングは行いません。

サミングは最後の止める時だけです。

それから遠投競技と言うのは可能な限りスプールを軽量化します。

軽いと最大回転までの時間が早くなり、また無駄な慣性力が付きづらいから。

要するに、スプールの回転をキャストしたウェイトに引っ張らせる(コントロール)させる状態を作ります。

こうする事でバックラッシュが起き辛くなるんですね。

まだまだバックラッシュに関しては研究の余地が沢山あります。

制御技術もどんどん進んでいますが、未だに決定打はありません。

バックラッシュとの戦いは永遠に続くと思われます。

一切バックラッシュの無いリール。

夢ですがもし作れればキャストがどれだけ楽になるか・・・・

こちらのバナーをクリックしてください!
↓  ↓  ↓
日本ブログ村用です!


イメージ 2
人気ブログランキング用です!