この20年でベイトリールは格段に進化しました。
ギアレシヲは1:9と言う超高速域に達し、回転や飛距離もアップ、更にそれらを制御するブレーキまでかなりの進化を遂げています。
更にボディの軽量化や持ちやすさなど、20年前とは比べ物にならないくらいデス。
ただ、飛距離に関していえば20年前の機種で、現代のリールに匹敵するモノが存在します。
初代アンタレス。
1998年発売。
定価42500円、ギアレシヲ1:6.2、自重240g。
ブレーキは旧SVSでDCブレーキ仕様は無し。
特筆すべきはスプール。
Gフリースプールと呼ばれ、直径37ミリのマグネシウム製。※シャフトはチタン製
このスプール、現代のモノと比べても全く遜色がない。
コイツに現代の超高回転ベアリングを組み込めば、現行リールを凌駕する飛距離が出ます。
ただ、ある程度、スプールを制御する能力とキャスティングスキルは必要かと。
ブレーキの効きは現代のモノ程良くは無いですし、案外ピーキーな回転デス。
普通に使用する分にはちゃんとブレーキを利かせれば、殆どバックラッシュしません。
飛距離の事でもう一つ。
100m飛ばせるとかよく聞きますが、殆どの場合、100m飛んでません。
おおよそ100mとか、ラインが100m出たとかそういったあやふやな話ばかり。
実際、出たとしてもキャスト対象に重さがあったり、ラインの太さやロッドの長さなどもバラバラです。
飛距離と言うは何でもありではなく、キチンと国際基準が存在します。
ベイトだと約18gのプラ製ウェイトです。
100m飛ばせるだの言っている連中が、決められたレギュレーションのなかでどれだけの飛距離を出せるのか?
競技だと片手投げで120mほど飛ばしてきます。( ̄ー ̄)ニヤリ
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