非常識によって物事の常識が変わることがあります。
他人と同じことをしていても他人を越えられない。
突き詰めれば光が見える事もあるが、その光を見つけるには途方もない時間が掛かります。
発想の転換、常識を捨て去ることで見える事って結構あるんですよ。
バス釣りと言う狭い世界でも流れを変えたモノはいっぱいあります。
スライダーワーム。
ワームはミミズで底を引いてくる物と言う常識に、ワームは小魚で中空を泳がせると言う発想を持ってきました。
更に太いラインが常識だったワームに、細いラインを使うというライトリグの概念もココから生まれました。
スライダーワームがなければライトリグは生まれなかったか、今とは別の物になっていたはずです。
マグナムブレード。
巨大なウイローリーフのブレードを装着したスピナーベイト。
最初は見向きもされなかった異端児が、ローランド・マーチンと言う黒舟の襲来で一気に注目を浴びます。
当時のブレードサイズは大きくても#4程度。
それが#8と言うトンデモないサイズが出回り出します。
普通のスピナーベイトを見慣れたバスが、狂ったようにマグナムウイローに襲いかかりました。
その後、雨後の筍よろしく各メーカーからマグナムウイローのラインナップが登場することとなります。
トーナメントルアーから最も遠いであろう存在だった、ヘドンのバドワイザー缶ルアー。
一人の天才トーナメンターが試合でこれを使ってデカバスを次々と釣り上げました。
その後大ブームとなり、話題のチューニングも大流行!
ライトリグさえ効果の薄れたスレた釣り場で、次々と大物をひっぱり出しました。
リアのブレードをヒートンリグでチューニング。
チューニングが流行った当時、チューニングパーツだけで1日10万円と言う空前の売り上げをたたき出したショップも存在しました。
後に中古屋で見かけるビッグバドの半分以上がリアヒートンチューニングされていましたネ。(笑)
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