濁りの話。
よく大雨の後水が濁ったりしますが、濁りの原因は何でしょうか??
殆どの場合、土や泥、細かい砂利などです。
教科書で言われる濁りの殆どはこの事を指します。
しかし、濁りの原因は土や泥だけでないんですね。
プランクトンやタンニン酸、化学物質も含まれます。
赤潮は魚が大量に死ぬ原因になります。
アオコは昔、毒だと言われていましたが、実際そうではないようで、アオコの濁りの中から魚は普通に釣れます。
タンニン酸は落ち葉や樹木から出る物質で、お茶の成分に近い物です。
山間の野池で茶色や黒っぽい水を見かけますが、あれがタンニン酸です。
毒ではないようですが、そんな場所で釣った魚はやや黒っぽい色をしている事が多いです。
化学物質。
これも一括りには出来ないくらい種類があります。
工場からの排水や金属の錆び、農薬もあります。
これらの多くは毒であり、魚にとって生命を脅かす存在です。
工場の排水は規制が厳しくなってかなりマシになりましたが、錆びのオレンヂ色の水は時々見かけます。
農薬は夏場の田んぼや果樹園に噴霧され、雨によって流れ出します。
他にゴルフ場も。
農薬は水生生物全てに対して猛毒であり要注意です。
色は乳白色の物が多いです。
続く。