今やリールに欠かせないパーツがボールベアリングです。
ボールベアリングはリール以外にも様々な機械類に使われています。
サイヅに関して殆どがJIS規格に基づいていて、外形×内径×厚みでサイヅが決まります。
今や1台のリールに10個使われている事も珍しくないですが、70年代は1個でも使われていれば、ボディに”Ballbearing”と刻まれていました。
カタログにも、「高級ステンレスボールベアリング内臓!」と言う文句まで。
それくらい高価で貴重なモノでした。
ちなみに当時のアンバサダー用純正ベアリングは1個4600円でした。(゚д゚)!
80年代に入ると複数のボールベアリングが使われるようになりますが、それでも普及機や廉価版には使われませんでした。
廉価版にまでボールベアリングが使われるようになるのは21世紀に入ってからです。
ボールベアリングの品質はここ10年で飛躍的に向上しました。
内部の精度が上がったと思います。
よって回転性能がかなり上がりました。
錆びない加工を施したベアリングなども登場しますが、アレは誇大広告で実際は普通に錆びました。┐(´д`)┌ヤレヤレ
意外と知られていないのがボールベアリングの材質。
安い物は100円前後で売られていますが、アレは鉄製でして、リールに使うと錆びます。(笑)
ラジコンなどでレースに使用する使い捨てのベアリングです。
私もこの仕事を始めた頃に知らずに使って、1回釣りに行っただけで、茶色い錆液がしたたり落ちたことがありました。(;'∀')
次に紛らわしいステンレス玉ボールベアリング。
コレも最初は意味が解らず、ステンレスだと思って使ったら錆びました。
あくまで内部のボールがステンレス製であって、それ以外は鉄やクロムでした。
更にオールステンレスのボールベアリングでも品質がピンキリでして、コレばかりは一度使ってみるしか確かめようがありません。
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