神仕上がり!
個体差があって毎回ではないのですが、!神仕上がり!”が発生する事があります。
リールというのは組みつけてハンドルを回すまで判らないのですが、回した瞬間トリハダの立つ仕上がりが!( ゚Д゚)
何万台ものリールに触れてきましたが、その瞬間は毎回コーフンします。
この仕上がりにはいくつか条件があります。
パーツの妙。
同じように見えるパーツでもごくわずかな誤差が存在します。
現代の精密なリールは100分の1ミリ以下の小さな誤差でも仕上がりが変化します。
特にギアの噛み合わせの相性は重要です。
オイルやグリスなど言わずもがな。
特にグリスの塗り方は大きいです。
筆でギアの刃に均等にそして確実に塗りこみます。
パーツに付着したごくわずかなゴミでさえも仕上がりに影響する事があります。
洗浄液でブラシ洗浄してから、更にパーツクリーナーを吹き付けて確実に汚れを落とします。
ベアリングは僅かでも違和感を感じれば交換。
ベアリングの違和感は足し算なので、1個より2個、2個より3個のように不調のベアリングが増える程に違和感も増加します。
パーツの組みつけ。
意外に見落とされている部分です。
配置通りに組むのは当たり前で、そこから更にスムーヅに動作をするように組みます。
軽く動かしながら組みます。
ネジ留め。
ネジを締める順番と締めつけトルクと締めつけ方。
締め付ける順番は非常に重要です。
主に対角線で締めてきますが、ソレが出来ない場合はまた別の方法で均等に締めるようにします。
私の場合はそれぞれを一旦止まるところまで軽く締めて、次に各ネジを軽く増し締め、そして最後に強めに増し締めの3段階です。
80→15→5くらいの感ぢデス。
これは常に実践していますが、ソレでも毎回の神仕上がりは無理です。
一番影響の大きいのは個体差ですネ。
こればかりはどうしようも難しいです。
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