オールドのリールを使う事は良いことだと思います。
現代のリールに無い面白さを持っています。
その反面、扱いづらさや経年劣化によるトラブルは避けられません。
当然ながらパーツ供給など期待できず、トラブルが起こればソコで終了なんて事も。
旧いリールは作りこそ簡素ですが、時に致命的なトラブルを起こします。
比較的良く起こるのがバネ系のトラブル。
旧いバネは折れやすくなっている事が多いので長時間の使用で破損する事があります。
ただ、バネ系の多くは代用品で賄えます。
一番厄介なのがギアトラブル。
特に旧いスピニングリールは鋳物のメインギアが多く、鋳物は経年によって破損する可能性が高いんです。
ギアの破損が起きればほぼ修復不可だと思ってください。
ベイトも同様にバネやギアのトラブルが起こります。
ただ、ベイトは鋳物製メインギアと言うのは珍しく、殆どが削り出しのため、ギア自体のトラブルは少なめ。
気を付けなくてはいけないのは樹脂製のギア。
レベルワインドの駆動に使われる事が多いデス。
樹脂ギアは破損や変形が起こりやすいんです。
外装品なんて少々の事では使用不能にはなりませんが、内部機構は気を付けなければ大変な事になります。
とにかく旧いリールのコンディション維持は難しいと思ってください。
オールドリールを使用し、リール修理を生業としている私でも時々トラブルに見舞われますから。
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