今回はちょっとマイナー気味のロッドです。
ただ、このロッドを支持するマニアは多いデス。
ロッドの人気の理由は故羽鳥しづを氏が使用していた事によるもの。
ブローニング/サイラフレックス312910。
日本では1974年からオリムピックが輸入を開始します。
ブローニングはブローニング・アームヅ社と言う銃器メーカーです。
1962年から釣具事業に参入します。
1989年にリールやロッドのLEW社、そしてウッドルアーブランドのPOSE(ポー)を買収します。
その頃、ブローニングの日本代理店はティファ(TIFA)に変わっており、ブローニングのロッドにはポーのクランク専用ロッドがありました。
その後。1992年に釣具部門をゼブコ社に売却します。
サイラフレックス312910は1970年に発売されたグラスフェルール(逆並継)シリーヅの1機種。
確か312910と31291Jはオリムピックが別注した日本仕様のモデルだっと思いマス。
件の312910。
ロッドウェイト8.7オンス
スペックは6フィート2ピース。
素材はサイラフレックスグラス。
キャストウェイト1/4~5/8オンス。
ライトアクションロッド。
数字的にフェンウイックFC60に近い感ぢですが、実際の使用感は大きく異なります。
テーパーがスローではなく、やや先寄りのミディアムスロー。
故に軽めのプラグをロッドティップの反発でキャストする感ぢ。
逆にフェンウイックFC60は全体にプラグのウェイトを乗せる感ぢデス。
当然、アクションの付け方も異なりマス。
どちらが良いかと言えば好みの問題ですね。
フェンウイックFC60はリールで言えばアンバサダー5000などのブロンヅプッシングモデルが合うと思いマスが、ブローニング312910はアンバサダーでも2500Cが合うと思いマス。
ルアーで言うと、フェンウイックFC60はヘドンやバルサ50のフルサイヅに対して、ブローニング312910はハトリーヅやヘドンのベビーシリーヅなどの10g前後のモノが合いそうです。
ブランクが非常に軽いのでリールを乗せていなくても先の持ち重りがしません。
グリップはブローニングのオリヂナルで割とどんなリールでも乗せやすいです。
金属リングのガイドはもうちょっと何とかできなかったのか?
一目でブローニングと判るスレッドワークは秀逸の一言です。