ヲリムピック/BX21!
未だに一部マニアに人気のあるリールです。
ヲリムピックって歴史はありますが、ベイトリールに関してオリヂナルが異常に少ないんです。
フリースプールのベイトリールに関しては4機種しかありません。
最初にオリムピック3200(ヘドンMARKⅣ)
このリールに関してはヘドンのノックダウン生産と言う形なので、純粋にオリムピックの製品かと言われると疑問符が付きます。
次にヲリムピック6600。
ヲリムピック3200の派生。
レベルワインドは前に倒れるタイプではなくごく普通。
コレと言って特徴の無いリールでした。
かなりマイナーで、存在すらあまり知られていない。
しかし、カタログにはちゃんと載っていました。
そして、ヲリムピックの3代目ベイトリールがこのBX-21です。
発売は1982年。
バンタムやファントム、キャスプロに対抗して作られました?
自重275g、ギアレシヲ1:4.72、12250円。※ややワイドなBX-22もありました。
ハンドルを回さずにクラッチを戻せるスイッチが搭載されています。
基本スペックは悪くないデス。
ただ、急速に小型軽量化が進んだライバルたちからすれば大柄で重め。
カラーもシックなブラウンですが、シルヴァーのバンタムやブラックのファントムと比べるとオッサン臭い。
当時のヤング達から人気を得られませんでした。
ただ、1人、このリールを評価したのが、トップの神様である則弘祐御大。
当時の雑誌でトップ用のリールやロッドを比べる企画があり、そこでべた褒め。
"名門健在"と褒めたたえました。
とは言え、実際の販売はかなり苦戦したようで、私が入手したのはスーパーの釣り具コーナーで売れ残りで叩き売られていたもの。※3980円
使い勝手ですが、スプールはかなりよく回り、ハンドルの巻き感もGOOD!
ただ、ブレーキの効きが今一つでバックラッシュ多めです。(笑)
セットするロッドは世紀シリーヅからマーキスシリーヅに刷新されていました。
マーキスシリーヅのグリップはなんとフェザーウェイト製。
ヘッドキャップは恐らくヲリムピックのオリヂナルでした。
ただ、悲しいかな、その頃には既にフェザーウェイトのグリップは古臭く、FUJIグリップが全盛。
この頃のヲリムピックはよく時代を読み違えてました。( ノД`)シクシク…
このBX-21、売れなかった所為で現存数が少なくレアな存在。
私も1台所有していますが、メンテナンスで取り扱ったのは数台程度。※BX-22含む
オークションなんかでもイイ値段が付いてます。
当然ながらチャンピオングリップにピッタリなので、トップの人達に人気が高いです。
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