ウチは交換パーツが出た際、交換理由と不良個所の画像を撮ります。
それをお客さんに請求書と一緒に渡します。
ただ、交換しましただけでは理由になりませんからね。
更に破損の原因なども伝えます。
コチラは経年による摩耗が原因です。
コチラもアンバサダーのスプールシャフトにベアリングが錆びて固着。
シャフトから抜けません!(>_<)
コチラも交換です。
海水での使用と水洗いなどの手入れ不足が原因です。
本来はこんな面倒な事必要ないんです。
口頭で”パーツ交換して直りました!”
でイイんです、信用と信頼があれば。
ただし、キチンと整備をしないでお金だけボッタくる悪徳業者が後を絶たないんです。
ですから面倒でも画像の提供は続けます。
最近はリールのメンテナンスを行う釣具店も増えてきてます。
勿論、殆どが良心的なお店だと思いますが、中には悪徳業者も居るわけです。
コレは釣り具の業界だけでなく、自動車やバイクの修理業者にも居ます。
メーカーぐるみで不正なんて事件もありました。
メーカーやディーラーが不正を行ってしまうと、もはや何を信用したらよいのか分からなくなります。
そして、バレなければ構わないという姿勢が問題かと。
ウチでも手抜きをしようと思えば簡単に出来ます。
私も人間ですから、時々、面倒に思う作業は手を抜きたくなります。
誰も見てない訳で普通はバレるはずはないんですよね。
殆どのお客さんはリールの内部の事なんて判らないですから。
ただ、万が一、手抜きをやったリールが、ウチの仕事を見るために同業者が依頼したとしたら??
ウチのような弱小業者なんて消し飛びます。
だから、面倒に思う作業ほど手を抜かないように心がけてます。
よく、”この仕事はお客様のため!”と言うコトバを耳にします。
確かに良い言葉で素晴らしい企業理念です。
ですが、ウチは違います。
”生活の為”
生きるか死ぬかが掛かっている訳ですから、恐ろしくて手抜きなんて出来ないデス。
金の為に手抜き作業をやっているアホ共と根本が違います。