
ヅイールは1984年頃に登場しました。
初期は大きめのトップウォーターばかりのラインナップで、当時はアングリングに広告を載せていました。
初期は流石に台所も苦しく、社員の給料払いもままならない状態だったようです。
そして、徐々に広まって行き、80年代の後半には一定の顧客も出来て、販売店も増えて行きました。

そして、90年代中頃から始まったバスバブルに乗って、人気は爆発。
一気に人気メーカーの仲間入りを果たしました。
当時は発売すれば売れる、しかし、欲しくても買えない。
プレミア価格や抱き合わせ販売が当たり前の状態。
特にタヌキルアーのアライくんの人気はすさまぢく、パクリや偽物が出回る始末、※作りが雑な”粗いくん”とか
更に攻めの戦略が続き、ルアーだけでなくロッドやリール、タックルボックスから小物まで一通りの釣具を販売できる総合釣具メーカーになりました。
流石にCDは失笑を買ったようですが。(笑)
更に河口湖半にレストランまで開店したところで・・・・バスバブル崩壊。
2005年頃に消滅してしまいました。
ルアー自体は褒められた作りではなく、塗装が割れやすくはがれやすい。
微妙なマイナーチェンジ物などはマニア以外に用ナシ。
でも、独特の世界観を持ったブランドでした。
それゆえ、タックルなどは他社のモノと合わせづらく、全て同メーカーで統一する必要がありました。
そんなところも災いしたのかも知れないです。