キャット&リール!

釣りや仕事(リール屋)の事をゴチャゴチャと。

技術の伝承。

イメージ 4

私は元々はオールドリールの修理が専門でした。

最初は古ABUやミッチェル、シェイクスピア等のオーバーホールや調整や修理をやっていたんです。

結局、オールドも現行もそう変わり無いと思って、あらゆるリールのメンテナンスに幅を広げました。

イメージ 1

オールドリールって独特の調整方法があったります。

例えばミッチェルのスピニングリール。

先日、このリールのベアリングが破損しているらしいので、修理して欲しいと依頼がありました。

どこかで、ベアリングが破損していると指摘を受けたそうです。

で、ウチが引き受けたのですが・・・・・・破損してません。

単にベアリングのボール受けの隙間が広がっているだけでした。

どういうことかと申しますと、

イメージ 2

旧いミッチェルはベアリングのボール部の隙間調整が出来るリールなんです。

矢印のリングを時計方向に締めるとボール部の隙間が小さくなるんです。

勿論、このままでは出来ません。

イメージ 3

このようにローター部から外して調整を行うんです。

その際、ベアリング内部の洗浄とグリスアップを行います。

調整が終われば再びローターに戻してやります。

コレだけの事なんですが、このやり方を知っている修理屋はかなり少ないようです。

私の場合、誰かに習った訳ではなく、作業中に気づいたのですが、こういうオールド専門の技術って後に伝えていく必要がある気がしますね。

日本ブログ村は下のバナーをクリックしてください!
↓  ↓  ↓
バスフィッシングブログランキング参加用リンク一覧

人気ブログランキングはこちらをクリック
↓  ↓  ↓