
昨今、スピニングタックルはソフトルアー用の道具に成り下がってしまいました。
ルアーの黎明期にはスピニングタックルでハードルアーは当たり前。
ルアー釣り初心者はスピニングがスピンキャストが相場でした。
様変わりするのは、80年代に入ってスライダーワームが流行し始めてからです。
それまでワームといえば他のルアーよりも太めのラインを使うのが当たり前でした。
ところがスライダーワームは細いラインを推奨。
4~6ポンドというそれまでの半分以下の強さのラインを使うようになります。
ウェイトも1/8オンスという軽いものがメイン。
そうなると当時のベイトタックルでは扱いきれず、スピニング仕立てを使うように変化していきます。
それからはスピニングタックルでライトリグが当たり前になります。
同時にスピニングタックルでハードルアーを使う人は激減しました。

現在、バス用スピニングロッドでハードルアー専用と言うのは、ほぼ見かけません。
誰も使わないので売れないという事もあります。
硬めのスピニングロッドにやや太めのラインを巻いてハードルアーを使う。
我々オールドスクールには当たり前ですが、新人類には新しい世界観が見えるかも?