一部飲食店からアジフライをメニューから外すという動きが出ている。
理由はマアジの水揚げが激減して価格が高騰しているため。
昨日、お客さんが最近、魚が明らかに減っていると言う話をしていた。
船で出ても本当に魚が釣れないらしい。
一時はジグを落とせば入れ食いになったサバは釣れなくなり、アレだけ居たシイラも見かけなくなったらしい。
そう言えば昔ウジャウジャ居たイワシも最近は見かけなくなった。
原因はいくつかある。
一つは環境の変化。
猛暑やゲリラ豪雨などこのところ日本の気候がおかしくなってきている。
海流や偏西風の流れも変わってきていると聞きます。
次は乱獲!
今では考えられませんが、一時はマグロが獲れ過ぎて、缶詰にになったりしていました。
それでも余って大半は廃棄したと聞きます。
何故か日本の漁業はいらない魚すら獲ってしまう。
要らないのに獲って最後は廃棄。
無意味な殺生を繰り返してきた。
実はコレは漁師だけでなく釣り船でも同じ。
小さな魚などは逃せば良いのに全てキープさせる。
釣った魚が多すぎて釣り客は後で大半を廃棄する。
理由は釣果情報。
少しでもたくさん釣れた事にしておかないと釣り客が来ない。
そのため、少しでも多く釣果を出させる。
とにかく釣れるだけ釣る、釣らせる。
しかし、そんな景気のいい状態がいつまでも続くわけがない。
海の資源とて限りがある。
毎回何十隻も釣り船が出て、1隻に何百匹も釣っていれば、いずれは魚も底をつく。
更に魚を狙っているのは釣り人だけでなく漁師も居る。
今後、釣れるだけ釣っていけば魚は更に釣れなくなっていく。
”釣れるだけ釣る”どころか、釣ることが難しくなる。
いい加減、食べるのに必要な分だけキープしていくようにしないと、釣る魚がいなくなってしまう。
魚が減少し続ければ釣り船も漁師も廃業するしかなくなる。
そういう所に気づかないと釣りに未来はない。
次回、対策。