シングルかダブルか?
ジャケットの打ち合わせでダブルと言うのは、元々軍服がベースらしいです。
ダブルの打ち合わせは元々風除けのために作られた形でして、見張りなどで立っている際、”風の向きによって打ち合わせの向きを変えられるようにしたもの”がダブルなのだそうです。
それがいつの間にか礼服やカジュアルにも取り入れられて・・・・
グリップの話です。
ルアー用の竿って昔は殆どがシングルでした。
その証拠に古い文献を見ると、”片手用投げ竿”と書かれています。
私自身はシングルハンドで使用しますが、現在、殆どの人はダブルハンドでキャストしています。
確かにダブルハンドの方がキャストは楽ですし、腕に掛かる負担も少ない感じがします。
ところが、ダブルハンドでキャストすると意外に疲れるんです。
理由は、”手投げ”
多くの人は腕だけでキャストしてしまうんです。
もちろん、手投げですから飛距離もいまひとつ出ません。
更に少々バランスが悪くても無理やり使ってしまうことも多いです。
シングルハンドで投げると自動的に腰や膝の回転を使うようになります。
少ない力で最大の効率を使えます。
解りにくければパンチを打つときを想像してください。
両手で同時に撃つパンチなんてありませんし、威力はたいした事無いんです。
じゃあ、ダブルハンドはダメなのか?
そーでもないんです。
ようは工夫次第。
剣道の竹刀を振る動き。
アレをうまく使えばかなり凄いキャストが出来ると思います。
実際、剣道の有段者の人は飛ばしますからネ。