意外かも知れませんが、昔はベイトロッドで7フィートと言うものは殆どありませんでした。
長くてもせいぜい6.5フィート。
これにはちゃんと理由はありまして、当時はシングルハンドルが殆どでした。
ですから、実際ブランク部分の長さは現在とあまり変わっていません。
しかし、シングルハンドルの6.5フィートともなると前部に重量が集中してかなり持ち重りがしました。
その分、当時のリールは重かったので、それでバランスが取れていたんですね。
ただ、全体の重量はかなりのもので、リールが300g竿が300gなんてザラ!
現在の1gでも軽い方がとか言っている方には絶対に扱えないシロモノです。
昔は2ピースロッドに安物が多かったんです。
ワンピースは高級品、2ピースは普及品。
特に日本製の入門用ロッドの多くは2ピースでした。
ダイワのジェットキャスト(ロイヤルキャスト)オリムピックのトラウトシリーヅ、
シマノの普及版バンタムロッド・・・・
ぢつはこれ、輸送費の問題だったそうです。
ワンピースに比べて2ピースの方がかなり運びやすく、その分輸送費が安くつきました。
安物竿にあまりお金をかけられないという、意外に現実的な事情でした。(笑)
そーいえば、昔のABU製ロッドは全て2ピースでした。
トラベル所持目的が強かったからとか聞いたことがあります。
とは言え、ABUの竿って60年代70年代は通用したかも知れませんが、そのままの設計で80年代まで引きづってしまいました。(笑)
80年代、各社がSICガイドに切り替わっている時代に針金ガイド。(笑)
ハードガイドすら採用しなかった理由も、ぢつはトラベル中にガイドリングが割れたりしないためとか??
もし、そうだとしたらもう一度ABUのロッドを見直さなければならないです。
ABUのロッドって殆どがファーストテーパーのスプーン用みたいなのが多いですが、一部、パラヅームはスローテーパーでトップに向きます。
パラヅームのパラはパラボリックアクションのパラなんですよ。