以前勤めていた会社の一部署は数人のエライさんが牛耳っていた。
そして、派閥に入らない者、気に入らない者は徹底的に追いやられる。
かと言ってこの連中、”できる人”ではない。
気に入らない相手を叩くことで、自分の評価を高く見せることに長けた連中。
世の中によくいるタイプのクズ。
とは言えソコソコの管理職だから上層部にも顔が利き、取り入るのが上手かった。
かなり出来るヤツが入社してきた時も、自分達の地位を守る為に徹底的に叩き、蹴落とし、”テメー生意気なんじゃ!”と追い込みを掛けていた。
仲良し連中にとって居心地の良い部署はそうでない者には地獄。
天下泰平!恐怖の独裁政治!!
しかし、そんな独裁政治は長続きしなかった。
上層部に自分が出来る事をアピールしていたので、ついに本社に栄転の辞令が届いた!!
本当ならば出世コースなのだが、お山の大将で今までやってきた為、他で仕事をするスキルがナッシング!!
要するに本社でやっていけるだけの能力が無い!!
栄転は果たしたものの、全く使いものにならず、今度は自分がいじめられる対象に!!
総務部に前部署に戻して欲しいと懇願したが、却下される始末。
結局、そのまま退職!
書類一つまともに書けなかったらしいです。
数十年ぶりに職探し。
しかし、本来使えないオッサンなので次の仕事はロクなものが無い。
その後、某駐車場の警備員をやっていると風の噂に聞いた。
平からで良いからもう一度雇ってくれと元の会社にも泣きついたらしい。←この辺かなり勘違い!
哀れな独裁者の末路でした。