D社の一部機種がリコールになったのは有名な話です。
その手の相談がウチにも来るのですが、D社がパーツを出さないので完全な対応は不可能です。
とりあえずの復旧なら可能なんですが。
そもそも、”接着剤がはみ出してハンドルを重くする”とありますが何処を接着剤で固定しているのか?
今時、リールを組み立てるのに接着剤など殆ど使わないですよ。
それから回転に影響のある部分に接着剤がはみ出したのであれば、最初から回転が悪くないとおかしい。
出荷前の検品で弾かれるはずですね。
要するに不完全な防水機構が原因。
ウチにも同症状のリールが持ち込まれましたが、結局依頼者に”接着剤はいらないから”(爆)
と言われて、接着剤ナシのまま作業をしました。
ぶっちゃけ、あんな所を防水にしても他からいくらでも水が入りますし、不完全な機構ですから完全に水をシャットアウトなんて無理。
理論上では完全防水なんだろうケド、リール屋の意見として稼動部分の完全な防水などどうやっても不可能です。
その技術が最も進んでいるのは潜水艦とダイバーウォッチ。
ダイバーウォッチには水深500mで動作させられる物まで存在します。
潜水艦は更に水深5000mでも稼動できますね。